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トレーニング&ケア

2022.11.30

筋トレって辛い?苦しい?パーソナルトレーナーが教える筋トレの楽しさとは?

こんにちは、柔道整復師の村田です。

皆さん、筋トレ頑張っていますか?近年の筋トレブームもあり、これから頑張ろうと思っている方も多いと思います。その一方で、筋トレってきつそう、難しそう、何が楽しいのか理解できないと敬遠気味の方がいるのも事実だと思います。 今回は、筋トレの楽しさ、面白さについて、私の主観、経験談も含めながら、語りたいと思います。

筋トレって何だろう?

広義に、筋肉に対して負荷を掛けるトレーニングを「レジスタンストレーニング」と呼びます。その中の一つとしてスポーツジムなどでトレーニングマシンを使用したり、ダンベル・バーベルを用いて筋肉に刺激を与え身体を強くより健康的にする手段の一つとして、「ウエイトトレーニング」いわゆる「筋トレ」があります。

辛い表情で筋トレをしている様子を見ると、楽しそうだとは思えませんよね。顔は必死になった結果、グシャグシャになり、Tシャツは汗でびっしょり。 しかし、ひとつの種目を終えると笑顔で(大抵)、笑って、目をキラキラさせながらトレーナーの私にクライアントが話かけてくるのです。不思議ですよね?

なぜ人はトレーニングするのだろう?

人は本来、楽しいから身体を動かすのだと思います。その運動方法を伝えるのがトレーナーの仕事です。私は運動、特にウエイトトレーニングの楽しさ、魅力を体感し続けた結果、ボディビルに挑戦、その後、筋肉量を増加させ身体を大きく最大限に力を身につけ、「パワーリフティング」に出会い、現在はこの仕事「パーソナルトレーナー」に就いています。

振り返ると、ウエイトトレーニングは確かに難しいです。近年は24時間ジムも増えてきて、一見すると間口が広くなり、気軽にジムに通いやすくなりました。しかし、気軽に入会したからといって、半年後ましてや一年後ジムに通い続ける方はどのくらいいるのでしょうか?

人間を動物として考えたときに、運動をし続けるのは本質であり、本能的なものです。狩りに出かけ、獲物を取り、衣服を川に洗いに出向くなど、何かと動くことが生きていくためには必須なのです。便利な世の中になり機械が代わりに作業してくれることに加え、デスクワークが主戦場という人も多く、身体を大きく動かすことが格段に減ってきています。現代の少ない運動量を補填する手段の一つが「ジムに通い身体を動かすこと」です。

ジムに通う目的は人それぞれにあります。 運動不足で体力をつけたい、健康診断で検査項目に引っかかり運動を勧められた、結婚式までに痩せたい、また、アスリートであればフィジカルを強化しレベルアップしたい、などなど、きっかけは多岐にわたります。

ウエイトトレーニングは目標達成のための最短の手段のひとつ

どの目的、目標でも、それを達成させるのにもっとも効率的で最短の手段の一つが「ウエイトトレーニング」と言えます。

体重を減らしたいと、2、3日食べ物を制限した結果、その後、食欲が爆発しリバウンド。また急にジョギングなど有酸素運動を突発的に始め、身体を痛めたり、急なことは長続きしません。今までの生活とは180度違うことを急にスタートすると、無理が生じ、急にやめざるをえません。特に身体をより良い方向に変化させようと思った時にこそ、じっくり取り組むべきです。

便利な世の中になり、知りたい情報はSNSで検索すれば「部分的な知識として」得ることができます。決して悪いことではなく使い方次第では有用です。ただウエイトトレーニングには、切り取って得た知識はあまりにも限局的です。なぜなら人体は多くの関節・筋肉が協働することで初めて、一つの動作をおこなうため、断片的な知識では本質的な身体の動かし方は学べないからです。

だからと言って、解剖学や生理学をきっちり勉強してウエイトトレーニングをする必要はありません。人間が本来、生活する上で「椅子から立つ」、「ドアを押す」、「ものを取る(引く)」という動作は毎日何十回と繰り返している動作基本です。この基本動作の延長上にあるのがウエイトトレーニングです。 そう、ウエイトトレーニングの動作は、始める前に既に、日常動作で実施しているのです。

ウエイトトレーニングの楽しさとは?

さて、ここからが一番伝えたいことです。
これまでのウエイトトレーニング人生を踏まえ、伝えたいこととして、ウエイトトレーニングは「学びがあるから楽しく夢中になれる」ということです 

例えばですが私はウエイトトレーニングと出会う以前は部活でサッカーをしていました。と同時にピアノ教室もサッカーと同時期、幼少期〜高校卒業まで習っていました。身体を動かす程度こそ違え、全身を使うサッカー、指先を使うピアノ。一見して共通項がないように見えます。しかしある程度感覚でできてしまうのがサッカー。対極して、しっかり練習しないと次週のレッスン時に何もできないのがピアノ。しばらくピアノはつまらない時期が続きました。サッカーは身体を動かせば、ひとまず練習に繋がる。ピアノもサッカーも競技性(特異的動作)があるから「習い事」、「学び」のあるものとして認識できます。

ところがウエイトトレーニングは多くの人にとって、体育の必須科目でもなく、習い事として学ぶ機会もなく、自己流の延長上にあるもの、が故に「学ぶ」タイミングを逃してきた人が大半だと思います。ピアノの教室で今日は新しい弾き方を習い、サッカー教室でカーブボールの蹴り方を覚えたというのは習い事からの自然な経験ですよね。では、スクワットのしゃがみ方を習ったという人は、意外と少ないのではないでしょうか?

実は「習い事」としてウエイトトレーニングの基礎を覚えると、これが楽しいのです。なぜならそれは先ほども説明したように、ウエイトトレーニングが「人間本来の活動に基づいた動作」だからです。ウエイトトレーニングを指導する中でクライアントの皆さんに体感してもらいたいことは、年齢層、トレーニングレベルの差に関係なく、ウエイトトレーニングの楽しさに出会うこと。

そう!出会い! 出会いなんですよね それは僕らのようにトレーニングの楽しさを伝えられるトレーナーに出会う事も必須なのかもしれません。幸いにも僕のウエイトトレーニングとの出会いは、辛いものではなく、楽しいものでした。夢中になり、そして自ら学ぶ姿勢になった時、わからないことが明確にわかり、身体の使い方に迷いがなくなり、夢中になり、今なお日々の楽しさを実感しています。ウエイトトレーニングに於いてわからないことを放置したり、迷いがあると、怪我をしやすく、いつまで経っても楽しくありません。

トレーニング理論が楽しい!

「スクワットって、しゃがんで立つだけでしょう?」このように思っている方が非常に多いと思います。時間にして数十秒足らずで終わるトレーニングです。しかしこの数十秒の間に理論がありドラマがあります(人によっては昼ドラ枠で収まらず映画くらいの尺になるかもしれません)。

理論は楽しさに繋がる為の必須要素です。この理論が難しい。けれども、最初にこの理論を時間を掛けて自分の物にすることで、その後に繋がる全てのトレーニング種目に通じ、理論を理解するからこそ、トレーニングによって得られる楽しさも増していきます。

理論を学ぶと、筋肉量増加・脂肪量減少などの自己成長が年間単位で実感しやすくなり、ウエイトトレーニングによる価値を大きく感じると思います。

価値を感じる行動を実施すると人生は充実します。現代のストレス社会において普段の悩み、考え事を一旦ストップして目の前の運動する事を必死にやる。運動に集中する時間があるというのは生活の質を向上させる大切な要素ではないでしょうか?

継続することでウエイトトレーニングの価値は激増する!

また、この「年間単位」という期間も重要です。

食事制限ダイエットは体重が減ったら終了でしょうか?体重を短期間で減らし、満足し、今日からはしばらく我慢していた食べたい物をご褒美として食べよう!するとまた体重が増えリバウンドしますよね!無限に繰り返すやつです!

身体作りに於いて、目に見えて変化が現れるのは最低でも1年間かかります。1年間と聞いて、ウエイトトレーニングのような運動を1年間も続けるのは無理!と拒否反応を示される方もいるかもしれません。大切なことは、きつい、辛いトレーニングを行うのではなく、無理のない範囲でのトレーニングを継続すること。無理がないから1年間続けられる。無理のあるトレーニングを短期間行なっても、結局リバウンドを繰り返すのです。

現代のトレーニングの風潮として直ぐに結果を求める傾向が強くあります。短期間で結果を出そうとするがあまり、過度な食事制限や辛いトレーニングを実施し、失敗を繰り返す人、リバウンドを繰り返す人が後を断ちません。食事制限ダイエットは食事というガソリンを給油しない為、エンジンである筋肉を稼働させにくい手法です。 楽しい運動習慣を身につけ筋肉量を増やし、代謝の良い身体作りを習慣化すると食べた物は運動する為のガソリンになります。長い目で見ると、美味しい食事や食べたいものを食べ、より良い運動に繋げた方がメリットが大きいに思えますよね。

ウエイトトレーニングには運動神経が必要か?

パーソナルトレーナーとして仕事をする中で、トレーニングを目的に来館される層は年代は20代からシニア世代まで、運動レベルも一般の方からアスリートまで幅が広いです。

確かに、若い頃から感覚で運動をした経験がある方は、ウエイトトレーニングに関して、特に系統立てて学ばなくても、本人の能力でできてしまうこともあります。それは生まれながらの体力やセンス、いわゆる「運動神経や勘の良さ」だと思います。

もちろんトップアスリートにもなれば、運動神経が優れ、こちら側の要求に対して、斜め上から求める以上の答えを出してくれる方も稀(まれ)にいます。

ただ私が現場で特に思うことは、少し年齢を重ねた世代で、若い頃、特に運動経験がなく、本人は「運動音痴です」とか、「汗をかくことは嫌いです」といった方々の、伸び代の凄さです。 若いころは苦手意識から避けていたことでも、ある程度、大人になったからこそ、頭で理解し、順序よく身体の動きに繋げられるようになり、本人もびっくりするくらいウエイトトレーニングに熱中されていきます。考えて身体を動かすことが単純に楽しいからなんでしょうね。

まとめ

筋トレを始めたいと思っている方、難しそう、運動は苦手だからと躊躇している方、筋トレは楽しいものです。 辛いトレーニングを実施するために、ジムに通うのではなく、技術を積み重ね、楽しく夢中になる経験を求めて、是非スリーウエルネスにお越しください。ウエイトトレーニングって楽しいですよ!

スリーウエルネス柔道整復師 村田

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