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トレーニング&ケア

2024.12.04

寒い季節に要注意!?「ぎっくり背中」の原因と予防するためのヒント3選

皆さん、こんにちは。スリーウエルネスの柔道整復師の大塚です。

今年も残すところ1ヵ月となりました。朝も寒くなってきて、なかなか布団から出られない季節になってきました。こんな経験はないですか、朝、起きようしたら、「背中が痛くて起きられない」、「背中がピキピキする」など、もしかすると「ぎっくり背中」かもしれません。

では、「ぎっくり背中」とはどんな症状なのでしょうか?症状の解説と予防法を紹介していきます。

ぎっくり背中とは

「ぎっくり背中」は、筋肉や筋膜が破れて起こる突然の痛みで、肩甲骨周辺から腰にかけての筋肉に炎症が起きます。筋肉が急激に収縮することで痛みが引き起こされ、動くたびに痛みが強くなるのが特徴的です。いわゆる「肉離れ」が起きている状態を指します。

ちなみに「ぎっくり腰」は、急に起こる強い腰の痛み(腰痛)を指す通称で、正式には「急性腰痛症」または「腰椎捻挫」と呼ばれます。腰をねじる、重い物を持ち上げる、腰を屈めるなどの動作をしたときに起こることが多く、歩けなくなるほど痛むこともあります。腰については、「捻挫」を起こしている場合が、多いです。(※肉離れのような症状もあります)

痛みが出る場所は?どれくらいの痛み?

特に痛みが出やすい部位は、頸部(C7)~胸椎下部(Th12)あたりに出やすいとされていますが、人によって痛みの出る部位は様々です。その中でも、肩甲骨の真ん中あたりで、症状を訴える方が多い印象です。

痛めた日は、全体的に痛みを感じることが多く、日がたつにつれて、痛みがピンポイントなってくる傾向があります。 痛みの強さも様々です。全く身動きがとれない方、呼吸するだけで痛みが出る方、背中に違和感がある方など、痛みの強さも様々です。

ぎっくり背中になる原因は?寒いだけが原因ではない!?

では、どのような原因があるのでしょうか?

①姿勢不良

本来、背骨は、頭を支えたりするために、S字にカーブをしています。しかしながら、何らかの原因で、このカーブが乱れてしまうと、首から背中にかけての筋肉や筋膜は伸び縮みしにくくなり、大きな負担がかかってしまいます。特に注意が必要なのが、猫背やストレートネック方です。

②運動不足、柔軟性不足

運動不足などで、筋肉をあまり使っていないと、筋肉はどんどん固くなっていきます。そうすると、筋肉や筋膜は柔軟性が低下し、負担がかかってしまいます。

筋肉は、伸縮性があるゴムみたいな性質があります。想像してみてください。ゴムが劣化していると、伸縮させると切れてしまいますよね。これが、筋肉でいう柔軟性が低下している状態を指します。この状態だと、急な動きなどに耐え切れず、軽い負荷などで、損傷しやすくなってしまいます。

③冷え

特に、冬の寒い時期はこれが原因で「ぎっくり背中」になる方も多いかもしれません。体が冷えると、筋肉の血流も悪くなり、筋肉も凝り固まって動きにくくなります。身体が冷えている状態で、急激動いたりすると、筋肉や筋膜がその負荷に耐えられず損傷する場合があります。

自宅でぎっくり背中になった場合、どうしたらいい?

①痛みが出たら、すぐのアイシングをしましょう!

痛みが出たら、炎症を抑え込む(鎮痛)ために、冷やしましょう。

※冷やす目安は、15分~20分程度 可能であれば、1日2~3回(朝、昼、晩)

湿布などもいいですが、氷嚢などで冷やしましょう。(※保冷剤は凍傷を起こすこともあるので注意しましょう)

②なるべく安静に!

ぎっくり背中は「肉離れ」している可能性があります。痛みを確認するために、身体を動かしたり、捻ったりすると、筋繊維をさらに痛める可能性があります。

③入浴はシャワーにしましょう。

痛みがかなり強い場合は、温めると痛みが増加する可能性があります。背中の違和感程度であれば、入浴しても構いません。入浴かシャワーかは、痛みの程度で判断しましょう。

「ぎっくり背中」を予防するためのヒント3選

①トレーニングや運動をする

運動やトレーニングをして、筋肉を動かすことで、血流が良くなり、筋肉の柔軟性の向上も期待できます。筋肉を増えると、代謝も上がり、冷えの解消も期待できます。

②意識的に肩甲骨周りを動かす

肩甲骨周辺には、たくさんの筋肉がついていますが、意識的に動かさないと、周りの筋肉は固くなってしまいます。特に、デスクワークなど、長時間同じ姿勢で作業をされている方など、しっかり動かしましょう。

【自宅で簡単エクササイズの紹介】

    背筋群ストレッチ

1.座って、身体の前に手を組みます。(手のひらが自分に見えるように組みましょう)

2.背中を丸めながら、手を前に出します。肩から大きく手を出していくようにします。肩甲骨が外に開くようすることで、背中の筋肉をよりストレッチすることが出来ます。

時間、回数目安:30秒キープ 2~3セット

③身体を冷やさないようにする

体を冷やさないことも大事です。シャワーでなく、お風呂にゆっくり浸かったり、生姜などの体を温める食材を取り入れたりするのも良いと思います。また、冷たい飲み物は控えめに。特に寝起きは、冷たい水ではなく常温の水を飲むことをおすすめします。

スリーウエルネスで出来る予防法

スリーウエルネスは、パーソナルトレーニングだけでなく、ボディケアも行っています。岡山県で唯一、認定クリニシャンが在籍する筋膜リリース施術「ファシアスリックテクニック」や、身体を深部加温させ、冷えや代謝の低下などの改善効果が期待できる高周波治療器「インディバ®」などもあります。スリーウエルネスでは、筋膜リリースとインディバ施術を組み合わせた施術を行っています。インディバ®で深部から身体温め、筋膜リリースで、固くなった筋膜を緩める効果が期待できます。これから年末の大掃除シーズンが到来します。「ぎっくり背中」にならないためにも、早めに予防ケアしておきましょう。

ご興味のある方は、ボディケアの体験もございますので、一度、スリーウエルネスへお問い合わせください。

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