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トレーニング&ケア

2021.11.03

いつまでも良くならない肩こり・腰痛・・・骨盤の歪みが原因かも?簡単にできる骨盤歪みセルフチェック

こんにちは。スリーウエルネスの大塚です。

新型コロナウイルスの影響で、在宅勤務やリモートワークを導入する企業が増えてきました。中には「通勤時間の短縮ができた」、「自分のペースで仕事ができる」とリモートワークにメリットを感じている方も多いかもしれません。しかし、そんな中、通勤がなくなり、これまで以上に運動をしなくなった、一日中座ったままの姿勢で作業しているという方も増えてきていると思います。
リモートワークの普及伴い、肩こりや腰痛などの身体の不調を感じる人が増えてきています。もしかすると、その身体の不調、「骨盤の歪み」が原因かもしれません。

骨盤は身体の中心から全身の姿勢を支える身体の土台です。家で例えると、家の基礎になる部分です。基礎が不安定だと、いくら頑丈な家を建てても、不安定になってしまいますよね。何げない癖や習慣が積み重なると、骨盤に歪みが生じて身体に不調を来すこともあります。 今回は、「骨盤の役割」、「歪む原因」、「簡単セルフチェック」を紹介します。

骨盤とは?

骨盤は、身体の中心にある骨格で、上半身と下半身をつなぐ役割があります。
尾骨(びこつ)・寛骨(かんこつ)・仙骨(せんこつ)の3つの骨の組み合わせで構成されており、寛骨は腸骨(ちょうこつ)・坐骨(ざこつ)・恥骨(ちこつ)の3つの骨が融合してできています。仙骨は脊柱と繋がり、寛骨は大腿骨と繋がり、それぞれが関節を成しています。

骨盤の役割

【上半身を支える】
骨盤は身体の中心で、全身の姿勢を支える土台です。この土台、不安定になると、姿勢が崩れてしまい、肩こりや腰痛の原因につながってしまいます。

【内臓や生殖器を守る】
骨盤の中には内臓や生殖器があり、それらを支える役割があります。
骨盤内の臓器を保護していますが、骨盤が歪んでしまうと内臓を支える骨盤底筋群などが働かなくなり、ぽっこりお腹の原因になってしまいます。

【歩くのをサポートしてくれる】
骨盤は歩行時に足から伝わる衝撃を吸収する役割があります。足関節から膝関節、股関節、骨盤へと吸収していくことで、上半身にかかる負荷を緩和するようにしてくれます。

【正しい姿勢で座る】
骨盤には坐骨という骨があります。おしりを両手で触ると、出ている2つの骨があると思います。この坐骨があるからこそ、上半身を支えることができ、身体がかかることなく、座ることが出来ます。ここが崩れてしまうと、上半身への負担が大きくなってしまいます。

骨盤の歪みとは?

「骨盤の歪み」というワードは雑誌やテレビなどのメディアでよく聞くことがあると思います。では、骨盤が歪んでいるとはどういった状態なのか、原因と共に見ていきましょう。

骨盤の歪みと原因

1.骨盤の前傾
いわゆる「反り腰」と言われる状態です。
ハイヒールを履くことが多い方、長時間の立ち仕事の方などに多いです。 骨盤の前傾が強いと、背筋が常に緊張している反面、腹筋が緩み、腹圧が下がってしまうため、下腹がポッコリと出てしまうこともあります。また、お尻の筋肉が上手く使えず、お尻が垂れてしまうなどの原因になるかもしれません。

2.骨盤の後傾
椅子に座るときに座面からお尻が前方へずり落ちたような姿勢を長時間続けるなど、いわゆる不良姿勢を継続すると骨盤が後傾してしまいます。骨盤が後傾することで背中の張りや肩こり、また内臓が圧迫され便秘になることも。

3.骨盤が傾く
カバンやバッグなど、重いものを片側だけで持つことが多い、立っているとき重心が左右の足どちらかにかけることが多い、座っているときに常に足を組んでいる、あぐらをかいている方は要注意です。骨盤の左右に傾きがあると、腰痛になりやすい、普段は問題がなくてもスポーツなどで疲れがたまると痛みが出やすいなどの症状が出ることがあります。

4.骨盤が開く
妊娠や出産経た女性に多いのが「骨盤が開く」という状態。出産の際、赤ちゃんが産道を通るため、骨盤周囲の靭帯(じんたい)が柔らかくなり、骨盤は大きく開くのですが、上手く回復できないと開いたままの状態になることがあります。骨盤が開くと、O脚になる、内臓の位置が下がり消化不良を起こす、上半身の骨格や筋肉にまで負担が掛かると、肩こりや頭痛を起こす人もいます。

皆さん立っている時に、どちらかの足に体重をかけていませんか?上に書かれた原因に一つでも心当たりのある方、骨盤が歪みをセルフチェックしてみましょう!

簡単セルフチェック

「骨盤の歪み」は、専門家でなくても屋内で全身が映る鏡と平らな床が整っている環境であれば、ある程度確認することが出来ます。

骨盤の左右の歪みチェック:立位・膝立ち評価

① 全身を正面で確認できる位置に両脚を腰幅で立ちます。

② 両手の人差し指で、骨盤の左右の骨が突出している部分を指さします。

③ 指さした左右の腰骨の高さに差が「有・無」を確認します。

④ 「無」の場合は問題ありませんが、「有」の場合は、正面左右差の原因が骨盤なのか、骨盤以外の下肢なのかを評価するため膝立ちをします。

⑤ 膝立ちで上記の②③をして、骨盤の高さが正常化した場合は、正面左右差の原因は骨盤以外の下肢となりますが、骨盤の高さが正常化されなければ、骨盤の歪みの可能性が高まります。

骨盤の前傾後傾チェック:仰向け評価

① 平らな床に両膝を腰幅で90度前後屈曲した仰向け姿勢になります。

② 腰と床との間に手を入れて、隙間(空間)の「有・無」を確認します。

③ 腰と床との隙間(空間)が手のひら一枚分であれば、骨盤は床と並行で問題ありません。

④ 腰と床との隙間(空間)が手のひら一枚分以上の場合は、骨盤は床と並行で無く、過度に前傾している可能性が高まります。

⑤腰と床との隙間(空間)が手のひら一枚分以下もしくは無い場合は、骨盤は床と並行で無く、過度に後傾している可能性が高まります。

皆さん、いかがでしたか?次回はスリーウエルネスで行っている骨盤の「前傾」、「後傾」、「左右の歪み」を改善するためのトレーニング、コンディショニング方法を紹介予定です!お楽しみに!

スリーウエルネス 大塚

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