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トレーニング&ケア

2026.06.19

運動だけでは足りない?健康のカギを握る「NEAT(非運動性熱産生))」とは

こんにちは、スリーウエルネスの柔道整復師の大塚です。

健康のためにウォーキングや筋トレを頑張っている方は多いと思います。

しかし、「運動しているのになかなか体重が減らない」「健康診断の数値が改善しない」と感じたことはありませんか?

実は、その原因の一つとして注目されているのが NEAT(ニート) です。

NEATとは「Non-Exercise Activity Thermogenesis(非運動性熱産生)」の略で、スポーツや筋力トレーニングなどの計画的な運動以外で消費されるエネルギーのことを指します。

少し難しく聞こえるかもしれませんが、私たちの日常生活のほとんどがNEATに含まれています。

例えば、

  • 掃除をする
  • 洗濯物を干す
  • 買い物に行く
  • 通勤する
  • 階段を上る
  • 子どもと遊ぶ
  • 立って作業する
  • 家の中を歩き回る

こうした何気ない動作も、すべてエネルギーを消費しています。

実は、このNEATこそが健康維持や体重管理に大きく関わっているのです。

NEATは1日の消費エネルギーの大きな割合を占める

私たちが1日に消費するエネルギーは、大きく4つに分けられます。

基礎代謝

呼吸や心拍、体温維持など、生きているだけで消費されるエネルギーです。

食事誘発性熱産生

食べたものを消化・吸収する際に使われるエネルギーです。

運動による消費エネルギー

ウォーキングやランニング、筋力トレーニングなど、意図的な運動によるエネルギー消費です。

NEAT(非運動性熱産生)

日常生活の動作によって消費されるエネルギーです。

一般的にNEATは、1日の総消費エネルギーの約20〜30%を占めるといわれています。

つまり、1時間の運動だけではなく、それ以外の23時間をどのように過ごすかが健康に大きく影響するのです。

なぜNEAT(非運動性熱産生)が注目されているのか

近年、生活スタイルは大きく変化しました。

仕事はデスクワークが中心になり、移動は車や電車、買い物もネット通販で済むようになっています。さらにスマートフォンや動画配信サービスの普及により、座って過ごす時間が増えています。便利になった反面、日常生活で身体を動かす機会は確実に減っています。

詳しくは下記のブログを参考にしてください

座りすぎが寿命を縮める?今、世界で問題になっている「座りすぎ」の話

昔は意識しなくても自然に身体を動かしていました。しかし、現在は、意識しなければほとんど動かない生活も可能です。

この「日常活動量の低下」が、肥満や生活習慣病の増加に関係していると考えられています。

同じ運動量でも太る人と太らない人がいる理由

「同じように食べているのに太る人と太らない人がいる」

そんな話を聞いたことはありませんか?

実は、その違いの一つがNEATにあると考えられています。

研究では、やせている人は日常生活の中で自然と身体を動かす機会が多いことが報告されています。

例えば、

  • よく歩く
  • 立っている時間が長い
  • 身振り手振りが多い
  • 家事を積極的に行う

などです。

一方で、長時間座って過ごす人はNEATが低くなりやすく、消費エネルギーも少なくなります。

「こんなことで変わるの」?と思った方も多いと思いますが、”塵が積もって山となる”というように、たった数十キロカロリーの差でも、1年、5年、10年と積み重なることで大きな差になるのです。

では、具体的にNEATが高い人はどんな行動をとっているのでしょうか。

NEATが高い人の特徴

NEATが高い人には共通点があります。

よく歩く

近距離の移動でも積極的に歩きます。

階段を使う

エレベーターやエスカレーターより階段を選ぶ傾向があります。

家事をこまめに行う

掃除や洗濯、片付けなどを積極的に行います。

座りっぱなしにならない

定期的に立ち上がり、身体を動かしています。

趣味や外出が多い

家庭菜園や散歩、買い物など活動的な生活を送っています。

特別な運動をしていなくても、こうした日常の積み重ねによって消費エネルギーは大きく増えるのです。

今日からできるNEATの増やし方

NEATを増やすために激しい運動は必要ありません。

まずは日常生活の中で身体を動かす機会を増やしてみましょう。

階段を使う

1〜2階程度であれば階段を選んでみましょう。

少し遠くに駐車する

駐車場の入口近くではなく、少し離れた場所に停めて歩く距離を増やします。

立って作業をする

座ったままではなく、立ちながらパソコンや電話をするだけでも活動量が増えます。

家事を積極的に行う

掃除機がけや拭き掃除は意外とエネルギーを消費します。

30〜60分に一度立つ

デスクワークの方は、定期的に立ち上がる習慣をつけましょう。

ながら運動を取り入れる

  • 歯磨き中のかかと上げ(※下記に詳細あり)
  • テレビを見ながらストレッチ
  • 電子レンジ待ちのスクワット

オススメエクササイズの紹介

※歯磨きカーフレイズ

こうした小さな積み重ねも立派なNEATです。誰でも意識すれば取り組めることだと思うので、今日から早速取り組んでみましょう。

健康寿命を延ばすために

健康寿命を延ばすためには、運動習慣だけでなく、日常生活で身体を動かす習慣も欠かせません。運動を週に数回頑張ることも大切ですが、それ以上に毎日の活動量を増やすことが重要です。「運動する時間がないから健康になれない」そんなことはありません。まずはエレベーターを階段に変えることからでも十分です。

小さな行動の積み重ねが、将来の健康につながります。

スリーウエルネスでできること

スリーウエルネスでは、トレーニングだけでなく、日常生活の中で身体を上手に使う方法もお伝えしています。

「運動が苦手」
「何から始めればよいかわからない」
「健康診断の結果が気になる」

そんな方でも大丈夫です。

お一人おひとりの生活スタイルに合わせて、医療国家資格の保有いたトレーナーが無理なく続けられる運動やNEATを増やす工夫をご提案しています。

健康づくりは、特別なことをするだけではなく、日々の生活を少し変えることから始まります。

健康寿命を延ばし、いつまでも元気に動ける身体を目指して、一緒に取り組んでいきましょう。

参考:公益社団法人 長寿科学振興財団 「非運動性熱産生とは」

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