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ヘルスケア

2025.07.10

【初心者向け解説】肝臓週間2025|日本肝炎デーに学ぶ!肝炎の予防・検査・正しい知識まとめ

こんにちは、スリーウエルネスの原田です。

突然ですが、みなさん日本肝炎デー・肝臓週間をご存知ですか?世界保健機関(WHO)は2010年に世界的レベルでのウイルス性肝炎の蔓延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消や感染予防の推進を図ることを目的として、7月28日を「World Hepatitis Day(世界肝炎デー)」と定め、肝炎に関する啓発活動などの実施を提唱しました。日本でもこれに呼応し、肝炎の病態や知識、予防、治療に係る正しい理解が進むように普及・啓発を行い、肝炎ウイルス検査の受検を促進しています。

今日は日本肝炎デー・肝臓週間をきっかけに肝炎について解説していきます。

肝臓週間とは?

毎年7月24日から30日は「肝臓週間」これは、肝臓の健康維持や肝炎予防・早期発見の重要性を啓発するための活動期間です。特にB型肝炎やC型肝炎の予防が重要視されています。

肝炎とは?

肝炎は肝臓に炎症が生じる疾患で、主にウイルス感染が原因となります。日本ではB型肝炎やC型肝炎が代表的なものです。これらの肝炎は初期段階では自覚症状がほとんどないため、定期的な検査が必要です。

B型肝炎

感染経路:血液や体液を通じて感染

症状:急性期は発熱、倦怠感、黄疸などが現れることがあります。

慢性化のリスク:急性期を経て慢性化することがあり、放置すると肝硬変や肝臓がんのリスクが高まる

C型肝炎

感染経路:主に血液を通じて感染

症状:初期には無症状で、慢性化することが多い

慢性化のリスク:慢性化すると肝硬変や肝臓がんのリスクが高まる

肝炎の発見方法

上記でお伝えしたように、肝炎は初期段階で自覚症状が少ないため、以下の方法で発見されることが多いです。

①定期的な血液検査:肝機能を示すALT(GPT)やAST(GOT)の値を測定します。

②肝炎ウイルス検査:B型肝炎ウイルス(HBV)やC形肝炎ウイルス(HCV)の抗体やウイルス量を測定します。

③超音波検査(エコー):肝臓の状態を画像で確認します。

これらの件さは健康診断や肝炎週間などの機会に受けることができます。しっかり、検査を受け肝炎を予防していきましょう。

肝炎が進むとどうなるか

肝炎が進行すると、肝臓の機能が低下し、さまざまな重篤な症状や合併症が現れることがあります。特にB型肝炎やC型肝炎が慢性化すると以下のような状態に進行してしまうことがあります。

慢性肝炎

急性肝炎が治癒せず、6ヶ月以上続く状態です。多くの人は自覚症状がなく、健康診断などで偶然に発見されることが多いです。

肝硬変

肝臓の組織が繊維化し、硬くなる状態です。進行すると、肝臓の機能が著しく低下し、以下のような症状が現れることがあります。

・黄疸(皮膚や目が黄色くなる)

・腹水(お腹に水が溜まる)

・食道静脈瘤(食道の血管が膨らみ、破裂すると出血する)

・意識障害(肝性脳症)

  • 肝臓がん(肝細胞癌)

肝硬変が進行すると、肝臓がんのリスクが高まります。肝炎ウイルスが持続的に肝臓に感染し続けることで、がん細胞は発生する可能性があります。

肝臓に優しい食事のポイント

肝臓の健康を守るためには食習慣の見直しが欠かせません。以下のポイントを意識した食事を心がけましょう。

ビタミンEを含む食品を摂取

アーモンドやアボカド、ほうれん草など、抗酸化作用のあるビタミンEを多く含む食品を積極的に摂取しましょう。

脂肪分の摂取を控える

揚げ物や脂っこい食品は肝臓には負担をかけるため、摂取を控えめにしましょう。

食物繊維を豊富に摂る

野菜や果物、全粒穀物など食物繊維を多く含む食品を積極的に摂取することで肝臓の健をサポートします。

食事以外で意識するポイント

定期的な運動で肝臓を元気に

適度な運動は肝臓の機能を向上され、脂肪肝の予防にも効果的です。ウォーキングやジョギングなど、無理のなり範囲で定期的に運動を行いましょう。

ストレス管理と十分な睡眠

慢性的なストレスや睡眠不足は肝臓に悪影響を与える可能性があります。リラックスできる時間を持ち、質の良い睡眠を確保することが大切です。

まとめ

上記に記してきたように、肝炎は自覚症状がないことが多いため、定期的な検査が重要です。肝臓週間を機に自治体や医療機関で提供される無料検査を受けてみましょう。

岡山市でも対象年齢の方のうち、今まで肝炎ウイルス検査を受けていない方に、「肝炎ウイルス検査無料券」を案内を送っています。

肝臓週間は肝臓の健康について再認識し、生活習慣を見直すいい機会です。自宅でできるケアを取り入れ、健康な肝臓を維持しましょう。

その一つに適度な運動があります。健康診断などで少し肝臓の数値が悪いと言われた方も適度な運動や食事管理を行うことで、比較的改善しやすいです。スリーウエルネスで、健康な身体、健康な肝臓を手に入れましょう。

参考資料:厚労省ホームページhttps://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/kanen/kangan/kanenday.html

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