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トレーニング&ケア

2022.02.16

なんで筋トレは必要なの?筋肉の役割と筋トレのメリットを解説!

こんにちは。
スリーウエルネスの大塚です。

2月に入り一段と寒くなってきましたね。外で身体を動かすことも躊躇してしまいますよね。しかし、こんな時だからこそ、「筋トレ」をしませんか? 最近、SNSはもちろんテレビなどでも「筋トレ」というワードを良く耳にしますね

今回は専門家目線で「筋トレって何でするの?」、「筋トレのメリットは?」など、筋肉、筋トレに関する疑問を解説します!

筋肉ってどんな役割があるの?

そもそも筋肉って何のためにあるのでしょうか? 歩くため?走るため?もちろん身体を動かすのに筋肉は不可欠です。しかし、それだけではありません。筋肉の大事なはたらきをみていきましょう。

関節を動かし、支える

筋肉の一番大きな役割は関節を動かすこと。例えば、歩く動作では、膝関節、股関節など各関節を動かしながら歩きますよね。この時、関節を動かしているのが筋肉です。立つ、座る、走る、などすべての動作は、筋肉がないと行えません。

また、筋肉は立っているだけ、座っているだけなど、意識していない状態でも働いています。筋力が低下すると、動作に支障がでるだけなく、正しい姿勢を維持することも難しくなってしまいます。

筋肉が衰え、関節がスムーズに動かせなくなると、関節に負担がかかりやすくなり、動きづらくなるだけでなく、関節に痛みを発生させます。このことからも筋肉というのは、私たちの生活の上で大切なものであるいうことがわかりますよね。

衝撃から身体を守る

筋肉は身体を守る天然の鎧のようなもので、外部の刺激から身体を守ってくれています。転倒したり、何かにぶつかったりした際、骨や内臓にかかる衝撃を筋肉が守ってくれます。高齢の方が転倒した際に、骨折しやすいのは骨粗しょう症などの内的要因もありますが、筋肉低下が原因の場合も多くあります。

実際に、スリーウエルネスの高齢トレーニング会員様(70代女性)が、ご自宅で転倒した際、普段からトレーニングをしている事もあり、骨折することなく、打撲で済んだというお話も聞きました。

高齢者の場合、骨折がきっかけで動けない期間があると、その間に著しく筋肉が落ち、そのまま寝たきりに・・・という方も多くいます。寝たきり状態で1日を過ごすと、約5%筋力が低下すると言われています。高齢者が一度寝たきり状態になると元の生活に戻ることが難しいのが良く分かりますね。 骨折ひいては寝たきりのリスクを未然に防ぐためにも、筋肉を落とさないことが必要ですね。

熱を産生する

熱を産生するということは、「体温の維持」と「エネルギー消費」を指します。人間が身体の体温を維持しているのは、筋肉のおかげでもあります。筋肉量の多い人が汗をかきやすいのは、筋肉が熱を多く発生させるからです。
筋肉の少ない女性で冷え性にお悩みの方は、筋肉量を増やすことで、冷え性の予防が期待できます。

また、筋肉は熱を維持・コントロールするために、糖質や脂質をエネルギーとして消費します。筋肉量が多ければ、エネルギー消費も多くなり、代謝が上がります。逆に筋肉量が少ないと、エネルギー消費も少なくなり、糖質や脂質が筋肉に吸収されず、身体の中に溜まります。吸収されずに溜まってしまった糖質や脂質はどうなるのでしょうか?

答えは、血液で停滞し、血糖値をあげたり、余分な皮下脂肪になったりと、糖尿病や生活習慣病のリスクを高めることに繋がります。また、筋肉量が多いと、熱の発生量が増え、代謝が上がるため、何もしていなくても、より多くのエネルギーを消費します。そのため、ダイエットしたい方にとって、筋トレは必要不可欠だといえますね。

血流を良くする

ご存知ない方も多いと思いますが、実は筋肉は血液の巡りを助けてくれます。血液は心臓のポンプ作用で全身へとめぐりますが、その際、筋肉が伸び縮みすることで、血流をアシストしています。

特にふくらはぎの筋肉は第二の心臓と呼ばれることもあり、下半身に滞留した血液を心臓まで送り返すポンプの役割を果たしています。このポンプ作用が弱いと足がむくんだり、長時間ふくらはぎの筋肉を動かさずにいると、エコノミークラス症候群(下肢静脈血栓症)を起こす恐れもあります。

また、デスクワークなど、長時間の同一の姿勢で筋肉を動かさずにいると、血の巡りが悪くなり、筋肉に疲労物資がたまり、肩コリを起こす原因にもなります。
身体を動かし、筋肉を使うことで血液が循環しやすくなり、肩こりなどの不調の予防にもつながります。

エネルギーの貯蔵庫

筋肉にはエネルギーを貯蓄する役割もあります。

糖質は脂質やたんぱく質と異なり、私たちの身体の構成成分としては使用されず、エネルギー源としてのみ使用されます。「糖質をとると太ってしまう」という声を良く聞きます。

確かに身体に摂り入れ、消費されずに余った糖質は最終的に体脂肪として蓄積されます。しかし、エネルギーとして消費されなかった糖質が、すぐに体脂肪に代わるのではなく、まずは筋肉や肝臓のタンクに備蓄されます。そして、タンクから溢れてしまった糖が、体脂肪へと蓄積されます。

肝臓を大きくすることはできませんが、筋肉は鍛えれば大きくできます。つまり、筋肉量を増やせば、糖質を貯蓄するためのタンクを大きくできるのです。筋肉量を増やしておけば、糖質を過度に控える必要ないですよね。

これだけでも筋肉が私たちにとってどれだけ必要かわかっていただけたのではないでしょうか。筋肉、鍛えてみようかな?と思えましたか?

実はこんなにある!筋トレのメリット!

筋肉の役割をわかっていただいたところで、ここからは筋トレすることのメリットを見ていきましょう!

健康寿命を延伸

先週のブログでも紹介した「健康寿命」。

この健康寿命を延ばすのに必要不可欠なのが運動=筋トレです。私たちの筋肉は何もしなければ、年間1%ずつ減っていくと言われています。
20代に比べ、60代では筋肉が40%も減ってしまう計算になります。これには驚きですよね。筋肉が低下し続ければ、運動機能が落ちるだけなく、転倒や骨折のリスク、生活習慣病リスクを高め、要介護、寝たきりへと近づいていきます。

40代~60代など比較的身体が動く時から筋トレで筋肉を貯蓄しておくことで健康寿命の延伸にチャレンジしましょう!スリーウエルネスでも、健康寿命を延ばすため、介護予防のためにトレーニングをされている方が多くいらっしゃいますよ。

代謝アップで、痩せやすい体質に!

筋肉1㎏の一日の消費エネルギー量は13キロカロリー。筋肉量が増えると、見た目が変わるだけでなく、代謝が上がり、内臓の活動も活発になります。

筋肉が1㎏増えると、1日の消費エネルギー量は50キロカロリー増加、1年間で計算すると18,250キロカロリー増加することになります。体脂肪1kgを減らすのに必要なエネルギー量は7,200キロカロリーですから、筋肉量を1㎏増やすだけで、体脂肪を1年間で約2.5㎏減らせる計算になります。

筋肉量が増えることで、痩せやすい体へと変わっていくことが良く分かりますね。 逆に筋肉量が1㎏減ると・・・言わなくても想像つきますよね。

成長ホルモンの分泌促進

成長ホルモンとはたんぱく質を合成し、筋肉をつけたり、脂質の代謝を促して体脂肪の蓄積を抑えたり、体脂肪を燃焼させる働きがあるホルモン。文字通り成長するために必要不可欠なホルモンなので、幼児期や思春期などの成長期に多く分泌され、身体の成長を促してくれます。

すでに大人だから・・・、高齢だから・・・と諦める必要はありません!

実は筋トレをすることで成長ホルモンの分泌を促すことができます。もちろん個人差もありますし、成長期ほど多量のホルモンが分泌される訳ではありませんが、「年齢とともに太りやすくなったな」、「脂肪が落ちにくくなったな」と感じている方、筋トレは、基礎代謝と共に成長ホルモンの分泌量もアップさせ、筋肉量を増やし、体脂肪燃焼効率を高めることができますよ!

スリーウエルネスで筋トレをはじめませんか?

他にも筋力トレーニングのメリットはたくさんあります。筋トレが性別、年齢関係なく必要であることが少しでも、わかって頂けたと思います。

しかし、1回トレーニングしたからといって、筋肉量は簡単につくものではありません。継続して、運動・トレーニングをすること必要です。

スリーウエルネスでは専門知識を持ったスタッフがマンツーマンで一人一人のお客様に適したプログラムを提案。より効率的、効果的に担当スタッフが付きっ切りで指導することで常に前向きにトレーニングできる環境を整えています!
体験トレーニングも随時行っています。連絡、お待ちしております!

次回のブログでは、性別や年代別でトレーニング目的や理由を紹介していきたいと思います。

スリーウエルネス 大塚

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