事例:脊柱管狭窄症後遺症
70代男性/脊柱管狭窄症手術(1年6か月前)
一人で家族に心配されることなく外出できるようになりたい。一人で買い物などに行けるようになりたい。
年代 | 70代 |
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疾患名 | 脊柱管狭窄症 |
関節可動域 | 両方の足に筋の萎縮による制限あり 体幹の柔軟性低い |
徒手筋力テスト | 右足、左の膝上まで軽度筋力低下 左膝下から足首に麻痺と感覚障害あり 足首は右の半分程度の範囲しか動かせない (MMT Rt4 Lt2) |
トレーニング方針・経過
ご利用までの経緯
術後リハビリしていた病院のリハビリ期限が切れ、外来リハビリが難しくなったため、定期的に運動できる施設を探して来館。
トレーニング方針・経過
両方の足の関節可動域の改善、筋力の改善、それに伴って、立ち座りの動作をスムーズにおこなうこと、歩行時のつまずきが減少して安全に外出できることを目標にトレーニング開始。入会後3ヶ月経過して、筋力の強化や関節可動域、柔軟性は徐々に改善していている。現在は更なる筋力や持久力強化と、安全に外出し目的の行動が取れることを目指してトレーニング継続中。
トレーニング頻度 週1回90分
30分トレーニング
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step 01
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10分
電気刺激装置を使用し固くなった筋肉を緩める
トレーニング前に筋肉を緩めておくことで、トレーニング効率を上げます。
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step 02
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20分
電気刺激と並行してスポーツマッサージ
電気刺激と並行してマッサージすることで、よりしっかりと筋肉を緩めることができます。
60分トレーニング
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step 01
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10分
筋肉、関節の運動
予備運動として、関節・筋力を動かすことで、その後のトレーニング効果を高めます。
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step 02
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20分
電気刺激装置を使用しての筋力トレーニング、歩行練習
動かしづらい筋肉に電気刺激を入れ、アシストすることで、トレーニング・歩行練習の効率を上げていきます。
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step 03
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5分
背中・肩回りの可動域訓練、筋力トレーニング
背中・肩回りの筋肉も動きづらくなっているため、可動域訓練、筋力トレーニングを実施します。
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step 04
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5分
足指のトレーニング
歩く、立つといった大きな動作だけではなく、足の指を使った細かな動作も訓練します。
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step 05
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10分
マット上での下肢、体幹トレーニング
低下した筋力の改善のために、筋力トレーニングはどのレベルにおいても継続して実施します。
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step 06
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10分
有酸素運動
使用機器・実施内容
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電気刺激装置
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低周波治療器
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スポーツマッサージ・ストレッチ
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プログラム(会員用)料金 年会費は不要です
※価格は全て税込表示です
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担当トレーナーのコメント
理学療法士
末廣 絵里子 SUEHIRO ERIKO
入会当初は、歩行中左足の引っかかりが多く、転倒の危険性が高い状態が続いていました。運動療法と物理療法を併用して左足を中心に全身の機能回復、筋力強化の運動を続けています。来館されて半年、徐々に左足の引っ掛かりが減少してきました。ご本人様もとても意欲的で、ご自分の体の変化を感じながら、楽しくトレーニングに来てくださっています。